化粧品などの原料として大切な役割を果たす「界面活性剤」という成分は、アブラヤシからとれるパーム油から作られます。それに伴い、アブラヤシ農場の開発に伴う熱帯雨林の伐採や人権問題が課題となっており、持続可能な責任ある調達、人権への配慮が求められています。その中で貴重な熱帯雨林の破壊がこれ以上進まないようにつくられたのが、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議:Roundtable on Sustainable Palm Oil)と呼ばれる国際組織です。当社グループでの現状(2024年9月期)のパーム油使用量の概算は約76tとなっております。今後、RSPOのSupply Chain Associate Member(準会員クラス:年間使用量が500トン以下)及びGreen Palm会員への登録を行い、当社使用相当分についてブックアンドクレーム方式※での認証油調達を進めてまいります。上記活動を通して、2027年RSPOパーム油の使用割合を、現状の0%から40%へ引き上げることで、人権配慮資源の使用、責任ある調達を推進してまいります。
※ ブックアンドクレーム方式:RSPOにより認証された生産者が生産した認証油に、認証クレジット(証券)を発行。その認証クレ ジットを購入することで、認証パーム油の生産者を支援する仕組み。