- 2021/11
- 研究発表リリース
EOCIS(イオシス)技術搭載の電解水生成装置による研究成果を
日本機能水学会第19回学術大会にて発表
株式会社MTG(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:松下剛)は、静岡県立農林環境専門職大学 内藤博敬准教授らと共同で行ったEOCIS(イオシス)技術搭載電解水生成装置の効果検証研究について日本機能水学会第19回学術大会2021年10月30日(土)~31日(日)にて発表したことをご報告いたします。
日本機能水学会第19回学術大会にて発表
■ 発表内容
演題:水道水を原水とした無隔膜一室型電解水生成装置による電解水の除菌効果評価方法:水道水から簡便かつ安全な電解水ができる小型噴霧式の無隔膜一室型電解水生成装置 (以下、本電解装置)で、生成した電解水の除菌効果を検証。電解水は、本電解装置に 水道水240mlを入れ、5分間電気分解することで生成。被検菌は、代表的なグラム陰性菌として「大腸菌」、グラム陽性菌として「黄色ブドウ球菌」を用いた。
評価方法①:JIS B 8701殺菌試験方法に基づき、本電解水の殺菌性能を評価
評価方法②:菌液をシャーレに塗布し、電解水を本電解装置から噴霧することで除菌効果を評価
結果:除菌効果は、評価方法①において、いずれの被検菌に対しても99.99% 以上の減少が確認された。
評価方法②の 物質表面への使用を想定した電解水噴霧による除菌効果は、いずれの被検菌においても作用時間 5 分で99.99%以上の減少率であった。
考察:本電解水は、国内規格であるJIS B 8701 に準じた殺菌性能試験および、物質表面を想定した試験結果から除菌効果があると考えられる。
今回の知見は、本電解水が物質表面に対する接触感染リスク低減の可能性を示唆し、一般家庭などの生活環境において、水道水から簡便に生成できる除菌水として、本電解水が衛生向上に寄与するものと考えられる。
発表者:株式会社MTG
内藤 博敬/ 静岡県立農林環境専門職大学
■ 日本機能水学会
機能水※に関する正しい知識を獲得・蓄積・普及するための学術的ナショナルセンターとして機能することは勿論、この分野の科学を世界的にリードする役割を担うことを目指して活動
※機能水とは:人為的な処理によって再現性のある有用な機能を付与された水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明らかにされたもの、及び明らかにされようとしているもの
学会ホームページ : http://www.fwf.or.jp/gakkai.html日本機能水学会第19回学術大会 : http://www.fwf.or.jp/gakujutu.html
今後も、自社開発のみならず、大学との産官学の共同研究や、他企業との共同開発に取り組むことで、独自技術「EOCIS(イオシス)」の可能性を追求し続け、より美しく、より健やかに生きることのできる豊かな社会の実現に貢献してまいります。
【本件へのお問い合わせ先】
www.mtg.gr.jp/feedback/
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